PREVENTION 予防とメインテナンス

予防が健康な歯を作りましょう

大切な歯を虫歯や歯周病から守るには、「予防」という考えが必要です。
歯が痛くなってからでは、治療のたびに歯を削る心配があり、歯や歯ぐきにダメージを与えて、いずれ歯が失われてしまうケースもあります。
そうならないためにも、予防治療ではメインテナンス重視の治療を提供し、患者様の歯とお口の健康をサポートしております。

定期検診の重要性

歯をなくす原因の9割は歯周病と虫歯です。50歳から歯を失う本数は定期検診を受けている人は約1本に比べ、受けていない人は約5本という調査結果が出ています。歯の病気は早期発見・早期治療・予防が大切になります。定期検診を受けることで、治療を初期の段階で済ませることができます。
定期検診では・・・

  • 自分では掃除できない所の虫歯菌、歯周病菌を取り除きます。
  • 歯周病の進行の検査を行います。
  • 歯の清掃チェックを行います。

※年に2~3回は定期検診を行い、虫歯のない健康な歯を作りましょう。

予防とメインテナンスの内容

ブラッシングと生活習慣の指導

日々のセルフケアは虫歯や歯周病予防の基本です。しっかり磨いているつもりでも、自己流では磨き残しがありますから、ぜひ一度当院のブラッシング指導を受けてみてください。また、当院ではお口の健康に役立つ生活習慣の指導も行っています。虫歯や歯周病は、食事の内容や生活習慣に乱れがあることでリスクが上がります。その点を踏まえて、ぜひ生活習慣の指導もご利用ください。

PMTC

PMTCは、歯科医療のプロフェッショナルである歯科医師や歯科衛生士が行う専門性の高いお口の清掃です。家庭でのセルフケアを丁寧に行っていても磨き残しが無い人はいません。磨き残しがあると少しずつ歯石が溜まってセルフケアでは除去できなくなります。そのため、定期的にPMTCを利用して、歯垢や歯石を除去しましょう。PMTCは予防に役立つだけでなく、歯面の着色を除去するので見た目もスッキリします。

エアフロー

エアフローは、微小なパウダー粒子を歯に吹き付けることで、歯垢や歯石などを除去する処置です。虫歯の予防はもちろんのこと、歯周ポケット内の歯周病菌を減らすこともできるので、歯周病の予防にも役立ちます。また、歯面に付着した汚れもきれいに落とすことができます。さらに、コーヒーや紅茶を好んで飲む人や、喫煙の習慣がある人が気になる歯面の着色も落としてくれるので見た目がきれいになることもメリットです。

ご自宅で行う予防

毎日の歯磨き

歯磨きはブラシを当てる角度や力の入れ方に気を遣うことで、より効果的に行うことができます。また、ご自身の歯並びや、歯垢や歯石が溜まりやすい場所を把握することも重要です。当院にご相談いただければ、磨き残しのクセを踏まえた指導ができますし、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方もレクチャーできます。

食生活の見直し

砂糖を使ったお菓子や甘い炭酸飲料などを多く取ると、虫歯のリスクが上がります。また、食事やおやつをダラダラと取り続けることも好ましくありません。そのため、飲食物の内容に気を配ることや、食事した後は早めに歯磨きをすることなどに気を付けましょう。また、ノンシュガーでキシリトールを配合したガムを噛むことも有効です。

予防とメンテナンスのよくある質問

Q.歯磨きだけで虫歯や歯周病を予防できますか?

歯磨きをしていても、バイオフィルムと呼ばれる、歯磨きで落とすことのできない汚れの膜がついてきます。しっかりと予防をしていくためには、定期的な歯科医院でのクリーニングが必要です。

Q.歯磨き粉はどのようなものを選べば良いですか?

虫歯、歯周病、知覚過敏など予防したいものによって異なります。適切なものを選ぶことが難しければ、歯科医院で相談されることをおすすめいたします。

Q.歯のクリーニングはどのくらいの時間がかかりますか?

口腔内の診査から、歯周病の検査、歯石取りまで行って1時間ぐらいです。歯石取りは上下に分けて行いますので、その後もう1度来院して頂く必要があります。

Q.虫歯や歯周病になりやすい人の特徴はありますか?

虫歯や歯周病になりやすい人に多い特徴としては、歯磨きが不十分なことが多いです。また、食生活が不規則な方も虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。

Q.歯科医院で行うX線検査は安全ですか?

通常の撮影での被ばく線量は安全と考えられています。普通に生活しているだけで自然に被ばくする線量が年間1.5ミリシーベルトと言われていますが、歯科でのレントゲン1枚での被ばく線量は0.01ミリシーベルトです。

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